大晦日の「元始祭」前に、日龍寺本部道場にて第一回「言靈之観誦会」を修法しました。
言靈之観誦会は、真言や祝詞等の言靈を観誦(内観的に唱えること)し、その響きの中で瞑想に入ることにより、心軆を深く調えてゆくものです。
また、この言靈の響きを<内なる一の叡智>に共鳴させてゆくことで、自他ともに調和のとれた耀かしい世界を記念するための禱りの場でもあります。
盲目的な信仰や、真念(理念)に欠けるような形式重視の唱和会等ではなく、心を定め、正しい精神統一(正定)を志しながら、言靈の響きを内なる世界に広げてゆく・・・。
そんな場をつくってゆきたいという念いが、ここにきて大きく伸展したように思います。
そして、わたしにとっては記念すべき第一回目の「言靈之観誦会」を日龍寺の本部道場に於いて、元始祭の機に始められたことにも深い意義を観じています。
遠路遥々、出仕してくださった禱姫の方々をはじめ、同志の皆様に心より御禮申し上げます。
合掌